
タロットの大アルカナに属するカードの1枚。
フランス語の“La Maison Dieu”やスペイン語の“La Casa de Dios”はいずれも「神の家」を意味するが、“La Maison Dieu”は本来“La Maison de Feu”、つまり「火事の家」だったものの誤写により生じた名称である可能性が高いとされる。
正位置・逆位置のいずれにおいても凶とされている唯一のカードであるが、解釈によっては、解放、改革、殻破りなど、逆位置が良いとされる場合もある。
カード番号は「16」。
正位置の意味
破壊、破滅、崩壊、災害、悲劇、悲惨、惨事、惨劇、凄惨、戦意喪失、記憶喪失、被害妄想、トラウマ、踏んだり蹴ったり、自己破壊、洗脳、メンタルの破綻、風前の灯、意識過剰、過度な反応、アンチテーゼ、自傷行為、精神崩壊。
逆位置の意味
緊迫、突然のアクシデント、必要悪、誤解、不幸、無念、屈辱、天変地異。
アーサー・エドワード・ウェイトのタロット図解における解説では「悲嘆・災難・不名誉・転落」を意味するとされる。